とても深いグリーン

推しがみんな緑担当。書きたいことを書きたいときに。徒然なるままに。

一週間後、V6に何を思うのか。

 

 

私の初めての「推し」はV6の岡田准一さんだ。

 

高校生の時に公開された「図書館戦争」で彼の虜になった。

昔母に連れられてSMAPのコンサートに行ったことがあるくらいで、

高校2年の春まではLDHのガールズグループを応援していたし、

まさか自分が「ジャニオタ」になるとは夢にも思っていなかった。

 

ジャニーズ事務所のタレントは好きだし知っているけれどカウコンを見るくらいなもので、

特定のタレントを応援したり、課金することも無く。

 

 

だから今でもなんで岡田くんを好きになって、V6を好きになって、

熱狂的に応援するようになったのか分からない。

でも入り口なんてそんなものだとも思う。

 

 

 

岡田くんに家族ができて、大切な宝物が生まれて、その発表を喜べる自分でいられたのは

きっと岡田くんに対する揺るがない信頼のようなものがあったからだと思う。

 

今は所謂「茶の間オタク」といった生ぬるくお気楽なスタンスで応援している。

テレビに出ていれば家族に呼ばれるし、映画も興味がある分野なら観に行く。

 

とてもいい距離感で、コンサートに通っていた頃とは違った楽しさを感じている。

 

他に応援したいと思えるタレントに出会えたのもあって、

V6の楽曲を聴き込んだり、リリース日にCDショップに駆け込むことは無くなったけれど、

今でもV6の楽曲を聴けば、ハマっていた時期の自分の思い出に浸ることができる。

 

 

大学生の時の実習で心が疲れていた時、もう無理だと投げ出したい時に聴いていた楽曲は今でも忘れない。

 

 

「GOOD LIFE」

「bouquet」

「ファイト」

「スタートライン」

「over」        etc...

 

他にも沢山の歌に救われて、泣いて、笑った。

 

 

 

話が逸れるが、ついこの間ジャニーズWESTを通じて知り合った友人に人生相談をした。

仕事について悩み、何がしたいのかも何が向いているのかも分からなくなって、

でも現状に満足できない、変わりたい気持ちばかりが溢れてきて抱えきれなくなった。

 

 

年上の彼女に相談すると、今の自分の置かれた環境や気持ちを俯瞰で見ることが出来て

今何をすべきか、未来のためにどんな貯金ができるのかが明確になった。

 

彼女はメッセージの最後に「今のあなたにこの曲を贈ります」という言葉を添えて、あるものを送ってくれた。

 

 

 

youtu.be

 

 

 

V6の「over」のMVだった。

YouTubeではフルでは聴けないので自分の壊れかけのiPodで聴いた。

 

それはもう、笑うくらいに泣いた。

リアル「一リットルの涙」状態。

真っ暗な自室で元推しの曲を聴いて泣き続ける自分が、酷く滑稽に思えた。

でも、お先真っ暗だと嘆いていた少し前の私よりはずっと前向きになれたと思う。

 

 

 

季節は巡り続ける だけどいつだって 一人じゃないよ

輝く未来探して 手をのばせば ほら何かが変わり始めた

 

出来ない事なんてなんにもないから

そう自分を信じていこう

 

 

 

 

 

新卒一年目の春に更新を忘れ、V6のFCの会員資格を失った私。

作り直しても現場には当たらないと聞いていたのでもう自力でコンサートに行けないだろうなと思っていた。

 

 

それから数年、まさかグループが解散するなんて夢にも思わず。

 

 

 

「V6は誰か一人でも欠けたらV6じゃないから」

 

当時はこの言葉に絆や覚悟を感じていたし、

この先も個々の活動と並行してV6でいてくれるものだと思っていた。

 

 

森田剛くんの退所に合わせてV6も解散。

トニセンとしての活動は継続していくものの、カミセンは解散。

なんだこれ、漫画の世界か。

 

 

天国でもMFTP*1踊るんじゃ無かったのか。

いや、それは諦めてないけど。

 

 

 

誰かが辞めるならV6を終わりにしよう、というのがあまりに彼ららしくて、

私にとってどこまでも理想のアイドルだな、と思う。

 

 

 

グループとしての縛りがなくても彼らが築いてきた関係性がなくなることはないだろう。

 

「好きじゃ無かったらこんなに一緒にいないでしょ」というのは森田くんの言葉だ。

 

 

むしろ25年もの間、辞めずにアイドルでいてくれたことが奇跡だ。

 

各々が多方面で活躍しつつ、6人集まった時にはファンを目一杯楽しませてくれた。

V6が届けてくれるエンターテイメントはいつもあたたかくて、優しい空間だった。

 

アイドルでいること、アイドルであることが足枷になったことも、

色んな我慢を強いられてきたことも無かったわけじゃないと思うのに、

アイドルでいることを択び続けてくれてありがとう。

 

11月1日を迎えるその日まで、どうか夢を見させてほしい。

 

 

 

10月下旬のさいたまスーパーアリーナ公演に入らないかと、友人が声をかけてくれた。

本当にありがたい。10周年コンサートに入っていた母と一緒に参戦させて頂くことにした。

 

 

4年ぶりの、そして最後の彼らとの時間を私はどんな気持ちで過ごすのだろう。

 

 

 

そして彼らとの時間を過ごした後、私はV6に何を思うのだろう。

 

 

 

 

正直まだ解散するという実感は湧かないけれど、いつか実感するのだろうか。

 

 

 

 

 

 

彼らに最大級の「ありがとう」と「大好き」を届けられたらいいな、なんて。

 

 

 

 

 

終わり。

 

 

*1:V6のデビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」の略