とても深いグリーン

推しがみんな緑担当。書きたいことを書きたいときに。徒然なるままに。

V6と私

 

 

 

2021年10月23日

 

 

好きなアイドルがアイドルでいるその瞬間を目に焼きつけた。

 

きっと直接見られるのはこれが最後。

 

V6というアイドルが完成するその直前に会いに行った。

 

 

 

 

 

以下、少しネタバレします。自衛をお願いいたします。

 

 

 

 

いい意味でいつもの岡田くんだった。

私は昔から、岡田くんが近くに来ると緊張で手が震える癖がある。

ファンサうちわを持っていながら、こっち見ないで!死ぬから!と思ってしまう。

会いに行けるアイドルや、身近に感じられるアイドルが増えたけれど、

私にとっては「2億回生まれ変わっても一生手が届かない憧れの存在」がアイドルの最適解だ。

 

 

素晴らしい造形美を目の前にして、自分のもつ遺伝子との違いを嘆くところまでがセット。

これも一つのコンサートルーティンかもしれない。

 

 

いつものV6。

いつものメンバー。

いつものオタク友達。

 

 

4年ぶりに会う彼ら、彼女らはみんな変わっていなくて

お互い素敵な歳の取り方をしたなぁ、なんて思ったほど。

 

 

お気に入りの洋服や思い出の詰まったツアーグッズを身に纏い、

溢れる多幸感と抑えきれない高揚感。

どの写真を見返してもみんなが心から笑っていて、ほっこりする時間だった。

 

 

コロナ禍で蔑ろにされたエンターテイメントの世界に

私は、私たちはこんなにも救われている。

 

 

コロナ禍で恒例となったチケットのセルフ発券も、もう手慣れたものだ。

チケットを裏返すその瞬間を動画に撮り、後で思い出のムービーを作るのが好きだ。

 

 

 

最後のツアーだから、と身構えて臨んだものの

いつも通りに進むコンサート。

 

 

 

開演前からいつも通りに最高で、幸せで、楽しい空間だった。

 

 

 

今回は上手の着席ブロックで母と2連。

近くにはキッズやベビーもたくさんいて、みんな時々泣きながらも真剣にステージを見つめていた。

彼らの目にはどんな風に映っているのだろうと思いを馳せた。

 

 

 

 

今回はステージの構成がいつものそれとは違う。

外周もバクステもセンステもなし。

しかし、メインステージから会場後方まで真っ直ぐに伸びる花道が

センター・バックステージ機能(?)を兼ねていて、いつもより幅が広めに取られていた。

 

アリーナとスタンドの間にトロッコが通り、

アリーナ前方から後方にかけて上手と下手にそれぞれ等間隔に3台ずつ、全6台のリフターが設置されていた。

 

 

私と母の目の前には2台のリフター。どちらに注目しようか悩んで結局両方みた。

 

以前このブログでも書いた「over」で目の前のリフターに剛くんが来た時には

「なんか泣けてきちゃうね」なんて言いながら、母と二人で泣いた。

 

 

今回も眼鏡型のフェイスシールドを準備して行って大正解。

溢れる涙を拭いたい自分と、その一瞬ですら見逃したくない自分とのせめぎあい。

悩んだ結果、拭いた。鮮明さを取らずにはいられなかった。

 

 

 

きっと全体としてはフリーに歌唱していたような気がするoverで

しっかり振り付きで踊る剛くんに泣きながら私も手の振りをさせていただいた。

こんなにも素敵な歌詞を生み出してくれたトニセンに感謝。

 

 

ジャニーズ事務所を去る剛くんの最後のパフォーマンス。

ジャニーズ随一のセンスと独特の軸を持ったダンスをこの目で記憶するんだ、と

意気込んでいたものの、涙で霞む視界。

 

 

必死に目を凝らして見ていたけれど、やっぱり最高で唯一無二でV6の心臓だった。

 

 

 

なぜこんなにも素晴らしいパフォーマンスをしているのに、、

と思わず退所を撤回して欲しかったほど。

 

 

今でもそうだけど。

 

 

名前を残す方法はきっといくらでもあったはずだけれど、

V6を完成させた上でネクストステージに進もうといている彼らが、

最後まで心からV6を愛していたし、ファンも丸ごと愛していることを伝えてくれているような気がした。

改めて私たちファンは幸せ者だなぁと思えた。

 

 

 

懐かしい楽曲と最新の楽曲が組み合わさっていて、心の中の思い出を抱きしめた。

 

 

honeybeatの時に目の前のリフターに岡田くんといのっちが来てくれた。

一緒に踊れた幸せはきっとずっと忘れないだろう。

 

「一緒に踊って楽しむ」

V6のコンサートの醍醐味の一つだと思う。

 

声が出せなくとも、あの空間にいた全員が笑顔だったことは確かだ。

 

 

 

彼らを繋ぐものが目に見えなくなっても、

彼らがV6として数えきれないほどの人々から愛されたという記憶と記録が残ることが嬉しい。

 

 

 

今になって思う。

 

 

アイドルでありながら、俳優として・タレントとして最前線で戦い続けることの難しさの中で

それでもなおアイドルでいることを選び続けてきてくれたことのありがたさ。

 

 

 

簡単なことでは無いのに、それすらも当たり前だと思えていたのは

その裏側を見せずにいてくれた、メンバーの努力の結晶。

 

 

 

私は最後のコンサートに行く1週間前、ブログを書いた。

 

 

boiledcrab.hatenablog.com

 

 

 

 

完成する直前、最後に会った彼らをみて私が感じたことはただ一つ。

 

 

 

 

「永遠」だった。

 

 

 

 

 

 

 

「笑顔でいてね」

「でも無理はしないでね」

「26年間、僕たちは幸せでした」

 

 

 

 

 

 

 

グループとしての活動に終わりを迎える彼らに、新しい歴史の始まりの予感を感じて、

そっと思い出のアルバムを閉じたい。

 

 

 

 

 

26年間、アイドルでいてくれてありがとう。

26年間、6人でいることを択び続けてくれてありがとう。

たくさんの愛を、ありがとう。

 

 

 

 

 

大好きでした。そしてこれからも大好きです。

 

ずっとずっと、幸せでいてください。

 

 

 

 

 

来る11月1日、彼らが笑顔でありますように。

 

 

 

 

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おしまい。